最近、気温と湿度が上昇してきたせいか、3Dプリントの精度にばらつきが現れ始めました。特にCreality K1CでeSUNのPETGフィラメントを使った際に、ノズルにフィラメントが固まってプレートから剥がれてしまう、ダマができるトラブルが頻発していました。そこで、Orca Slicerのキャリブレーション機能を試してみることにしました。
3Dプリントの環境
プリンター環境は以下の通りです
- Creality K1C / Anycubic Kobra2 Neo
- Orca Slicer / Cura Slicer
- 使用OS: Windows
K1Cでは主にABSを、Kobra2 NeoではPLAを使用しています。フィラメントに応じて使い分けており、それぞれの特性に合わせて設定を調整しています。
Orca Slicerのキャリブレーション機能
今回はPETGフィラメントを出すときに、ノズルにフィラメントが固まってプレートから剥がれてしまう・ダマができるというトラブルが頻出するようになってきたので、もともと気になってはいたキャリブレーション機能を試してみました。
念のため、ノズル詰まりもチェック済みの状態で進めることにしました。(ノズルまわりを分解してみたが、詰まりや焦げは特になし)
*Orca Slicerのgithubにはキャリブレーションの詳細が記載されています。
https://github.com/SoftFever/OrcaSlicer/wiki/Calibration#note-you-may-also-choose-to-conservatively-reduce-the-flow-by-5-10-to-ensure-print-quality

今回は特にフィラメントの流量調整が必要かもしれないと考え、”Flow rate”を調整することにしました。まずは”Pass 1″で流量を確認し、その結果に基づいて調整を行いました。


“5”か”10″あたりがよさそう。たぶん。虫眼鏡ほしい。。
一旦、”10″で進めてみるので、流量比の計算式に当てはめる。もとの設定が0.95だったから
0.95*(100+10)/100 = 1.045
一度、1.045に設定を変更して今度は”Pass 2″を出力。流量の範囲が変わるかんじ。


“5”の一層目がはがれてる。。。



中間点で一番安定してそうなのは”-6″かなと。
ということで、”Pass 01″のと計算をすると
1.045*(100-6)/100 = 0.9823

フィラメントのプロファイルを保存して、一旦は完了!
キャリブレーションの結果
いつもの3DBenchyをテストで出してみました。


ブリッジが少し足れていたりはしますが、全体的にはとてもきれいに出せました。底面の文字もくっきり!
githubのページを見ながら進めることで、特に困ることなくキャリブレーションの機能を使えることがわかりました。
この設定でいくつかのプリントを行ってみて、さらに調整が必要であれば随時行っていく予定です。
一番は、Crealityのフィラメントを使うことなんだろうけども。。。
おまけ

温度タワーは230℃でリタイア。。。やっぱりPETGは250℃がいいみたい。

リトラクションタワーはどの引き込みも問題なさそうなので間を取って0.6mmで保存しました。

テスト出力は問題ないのに、なんで作りたいものはダマダマするのか。。。